Domino Midiシーケンス

DTM(デスクトップミュージック)に興味を持ってから以後レコンポーザで長年打ち込みをしていたが、2012年にとんでもないソフトを知る。それが、Domino シーケンスソフト。内容、使い易さはレコンポーザに劣らない上にフリー(無料)ソフトになっているから凄い。


イベントグラフ部のベロシティーやピッチベンドなど可変もマウスで簡単に出来、詳細設定をすれば、独特(マニアック?)な波形も出来る。
数字による打ち込みと、ピアノロールによる打ち込みの両方が出来、好みの方法で可能。
音階
イベントリストでは音階を数値によって打ち込んでいきます。
全音、半音合計で127音階に、1〜127の番号が振ってあり、出したい音(音階)の番号をイベントリストに打ち込んでいきます。

音符
楽譜には、四分音符や八分音符、二分音符に全音符と色々ありますが、音符は音として発している長さ(時間)が違います。この違いをMIDIでは、四分音符には480という数字が割り当ててあります。八分音符は四分音符の半分なので240となります。
二分音符は四分音符の2倍なので960、全音符は四分音符の4倍なので1920というようになります。
=1920 実際の音符の長さで音が再生されます。
= + =960+480=1440
=960
= + =480+240= 720
=480
= + =240+120=360
=240
=120


Dominoで出来ることで簡単なもの紹介します。

まず、このような音階のサンプルを用意しました。
 
Domino ピアノロール画面  
ピアノの場合鍵盤を叩くと音が出ますが、叩く強さで音の大きさを変え曲の雰囲気に変化をつけたりします。
この叩く強さは、Velocity(ベロシティー)と言うコマンドの数値を変えることで変化させます。

ここでは変化させない音階です



 
ここでは直線の山形に変化させた音階です。



 
ここでは、直線ではなくウェーブの効いた変化をつけて見ます。
画像のように簡単にウェーブを効かせた波形が作れます。

 
ピアノによるウェーブを効かせた音階


音色も決められた音源内にあるものに自由にを変える事が可能。


これまでのサンプル演奏は、ただ音を鳴らすだけのものでしたが、DTM(MIDI)では様々な演奏設定が可能で、その中にホールで演奏しているようにしたり、お風呂場で歌っているような残響を付けたり出来ます。
そのReverb(リバーブ:残響)を付けたサンプルです。

 
コード和音なども簡単に演奏する事が可能です。
この音階は各音が半拍(240)で設定されているのですが、その中の音で1番目、9番目、17番目、25番目の音を2拍(960)で演奏させています。
イベントリストでの数値入力で可能ですが、ピアノロールエリアでの音(音符)入力が可能で、この方法が最も多く使われているのではないでしょうか。TOKO'sはDTM取っ掛かりから数字打ち込みだったためピアノロールエリアでの入力に、いまいち馴染めてないそうです。w

クラシックなど長い曲は打ち込む音数(データ)も多く大変ですが、出来上がったときの達成感は大きいと言います。
人それぞれの思う演奏のイメージがあると思いますが、それをパソコンで実際に演奏させ楽しむ事が出来るでしょう。
オーケストラの指揮者やプロデューサになった気分を味わえるかも...